お子さんの姿勢、大丈夫ですか(´・ω・`)?
こんにちは(^^♪
名古屋市北区の「こはるファミリー歯科」のNです☺
突然ですが、お子さまの歯並び気になりますか?
子供のう蝕罹患率が減少傾向にある今、むし歯よりも歯並びを気にされる
保護者の方が増えているそうです。
歯並びが悪くなる主な原因として、遺伝によるものということは
広く知られているのではないでしょうか?
しかし、歯並びは遺伝だけではありません。
普段の、生活の中での癖が大きく影響してくるのです。
今回のお話で、大きく分けて3つのことについてお話していきます(*’ω’*)
まず一つ目は、【寝る時の姿勢】についてです☆
みなさん寝るときはどんな姿勢で眠っていますか?
もちろん、寝ている間に寝返りを打ちますので、ずっとこの姿勢です!
ということはないと思いますが、寝始めと寝起きの体勢はいかがですか?
うつぶせになっていたり、横向きになっていたりしませんか?
冬場なんかは特に、寒いですので丸まって寝たくなりますよね。
私もそうです。そうなんですが…この体勢、歯並びには悪影響なんです( ゚Д゚)
どうしていけないのか…
口元に対して一点に集中して力が加わっているのがわかりますか?
すると、このように圧力のかかってしまった歯が内側に押し込まれてしまうのです。
また、こういった癖はお口の中への影響だけでなく、
全身の骨格の歪みに影響してきますので、注意が必要です。
次に【癖】 についてです☆
「癖」はあげだしたらきりがありませんので、今回はまず
①指しゃぶり ②舌癖 の2つを紹介します。
①指しゃぶり:上の前歯が突出し、上下の前歯の間に隙間ができます。
が、指しゃぶりがやめられない原因は色々ありますので
4歳ぐらいを目安に少しずつやめられるように見守りましょう♪
②舌癖:指しゃぶりと同様、上下の間に隙間ができてしまします。
舌癖に関しましては、改善するためのトレーニングがありますので、
詳しくはまた別日に載せますので、しばしお待ちください<m(__)m>
次に【食事】についてです☆
例えば、大人の方でも生活習慣病予防のために、一口に30回噛んで食べましょう♪
なんてよく聞きますよね?
よく噛むことで満腹中枢を刺激するので、肥満予防になることはよく知られています。
さらにさらに!!よく噛むことは、それ以外にもいいことがあります(*’▽’)
それは、小さなお子様がよく噛むことで顎の発育につながるのです。
すると、歯の生えるスペースが十分に確保され、きれいな歯並びになるのです(゚д゚)!
しかし、ただ噛むだけではいけないのです。食べるものが重要なのです。
やわらかいものを噛むだけでは、単純な上下運動だけになってしますので
思うように刺激が加わりません。
それに対して、歯ごたえのある硬いものを食べるときは、
単純な上下運動だけでなく、それに加えて左右にすり潰す運動もしますので、
より顎に刺激が加わり、顎がしっかりと発達するのです。
というようなことは、知っている方も多いのではないでしょうか?
食事では、食べ物や噛む回数を重視されがちですが、姿勢はどうでしょうか?
特にお子さまの姿勢に気をつけている方は、どのくらいみえるのでしょうか?
私は、自分の記憶を辿れば、「肘をつくな」「茶碗を持ちなさい」など
マナー的なところはよく親から教えられていましたが、姿勢に関してはどうでしょう。
あまり言われた記憶がないように思います。
なぜ、食事中の姿勢が大切なのか。
正しい姿勢が、正しい咀嚼を生むのです。
正しい咀嚼の何がいいのか
しっかり噛むことによって、唾液が十分に分泌され、
カルシウムとの結びつきを強くするので、歯並びを良くするばかりか
歯が強くなるので虫歯予防にもつながるのです。
また、正しい姿勢でないと、噛む力が1.5割もダウンしていますのです。
そうすると、正しい咀嚼ができませんので、どこか1か所にだけ
異常な力が加わってしまい、顎の変形を招き歯列不正を引き起こすのです。
では、正しい姿勢とはどのような姿勢のことでしょう?
正しい姿勢は
①イスに深く腰を掛ける ②足の裏が床にぴったりつく ③体とテーブルの間は拳1つ分
④顎が上がらず引いた状態である
床までが遠いお子様は
このように、足元に台を置いて座らせるなどの工夫をしましょう♪
こういった姿勢は、小学校低学年までに身につけるのがポイントです!
今一度、お子さまのお食事の際の姿勢を見直してみてください。
机から上の姿勢だけでなく、足元までしっかりと見てあげましょう!
歯並びは、遺伝だけではありません。
普段の癖や、食事中の姿勢を気をつけるだけで、将来の歯並びも変わってきます。
矯正治療自体には、「早すぎる」はありますが、
歯並びの相談には「早すぎる」はありません。
ぜひ、お子さまの歯並びが気になるという方はご相談ください(^_-)-☆
画像:クイッテンセンス社歯科衛生士2016年3月号引用