卒乳あれこれ(^^)/
こんにちは(^^♪
名古屋市北区、東区の境目にある「こはるファミリー歯科」Hです!
今回は、歯科の観点から卒乳の大切さについてお話していこうと思います。
現代の世の中は、あえて卒乳をしなくてもいいという社会風潮になっています。
母親との距離・表情・授乳の態勢、精神的安心感・満腹感をもたらし、脳と心の発達を促す重要な行為であり、母乳には乳児にとって必要な栄養が含まれています。
そして、母親と子どもを取り巻く生活環境も多様化していることもあり、個々の状況にあった指導をすることが求められています。
しかしながらその半面、長期にわたり母乳・ミルクを摂取している子どもは、むし歯のリスクが高いことも事実です。
赤ちゃんにとっては必要な栄養源であり、消化機能が不完全である新生児、乳児にとっては不可欠な機能が正常に働くまでの「代用食」です。
幼児期において卒乳の時期を逃したまま長期にわたり、「母乳を就寝時あるいは睡眠中母乳を与えること」はむし歯のリスクを抱えます。
飲みながら眠ると母乳が上の前歯の周囲に停滞し、睡眠中には唾液の分泌が減少するので、むし歯になりやすくなるのです。
卒乳前の離乳食期に最初に発達するのが「食物を嚥下する」働きです。
この時期、前歯でやわらかい物をかじり取る練習をすることで自分の1口の量を習得していき、自分で食べる意欲や、食に対する興味、楽しさを培うことができるようになるので、手に持たせて食事を与えてみるのもいいかもしれません。
授乳が長期化している理由は人それぞれあります。
母親の都合で授乳することでスキンシップを求めていたり、泣いたりぐずったりしたらすぐにおっぱい、お菓子、ジュースという生活リズムの流れになっていたり、母乳は栄養に優れていて離乳食の補足になると考えていたり…
母乳は1歳を過ぎると、子どもの必要量についていけなくなります。
鉄分は6割程度・タンパク質は半分程度に減少すると言われています。
考え方はそれぞれあると思いますが、親子のスキンシップ=おっぱいと考える時期はいつまででも良いというわけではありません。
卒乳は、子どもが最初に我慢するという行為で精神的発達においてとても大切なステップなのです。
当院にもママさん衛生士がいますので、ぜひお悩みを打ち明けてみてはいかがですか?(^^)/