新年度ですね(^^)/
こんにちは、こはるファミリー歯科です。
新年度を迎え、新たな生活を始められた方も多いかと思います。
園児・児童・生徒さんは、もう間もなく園・学校での歯科検診の時期ですね。
今回は、歯科検診でよく耳にする「初期う蝕(CO):シーオー」についてお話ししたいと思います。
「CO」とは【要観察歯:視診にてう窩(虫歯の穴)は認められていないが、う蝕(虫歯)の初期病変を疑わしめる所見】とされています。
簡単に言うと①歯の表面が白く濁っている状態(白濁)や、②歯の溝や表面が黒く変色している状態のことを言います。
歯の表面では、初期う蝕の状態に変化したり元の状態に戻ろうとしたりする反応が起こっています。歯の表面に汚れがなければ唾液の力によって元の状態に戻ろうとする傾向が強くなりますが、食生活習慣や歯磨き習慣の乱れでお口の中の状態が悪化すると、う窩(虫歯の穴)ができあがる方向に進行してしまいます。
また、表面上経過観察のように見える「CO」でも、虫歯が内部で進行している可能性もあります。それを確認するためにはレントゲン写真を撮影することが必要となります。特に乳歯や生えかけの永久歯の「CO」には注意が必要です。
もし学校検診でお子様が「CO」と判断された場合、ぜひ歯科医院の受診をお勧めいたします。