服薬チェックの大切さ♪
こんにちは(^^♪
名古屋市北区、東区の境目にある「こはるファミリー歯科」Hです!
本日5月17日をもちまして、開院2周年となりました。
今後とも、こはるファミリー歯科を宜しくお願い致します(^^)/
さて今回は、服薬情報の大切さについてお話していこうと思います。
当院では、初診時に必ず服薬の情報(お薬手帳)をお持ちいただくようにしています。
忘れてしまった場合でも必ず口頭でお伺いしています。
患者様の服薬状況や全身疾患の状態を十分に把握しない状況で歯科処置を行ってしまうと、思わぬ事故につながるからです。
服薬状況を確認することで、ある程度の疾病も予測でき、主治医との連携にも繋がります。
また、アレルギーでは、ラテックスグローブ・アルコール消毒液による皮膚のかぶれ、
鎮痛剤、抗生物質による体調不良など発症する方は、必ずお伝えしていただくようにしています。
今回は、歯科治療に影響し、気をつけなくてはならない6点のお薬を例に挙げてお伝えしていこうと思います。
1・抗凝固薬
2・抗血小板薬
3・降圧薬
4・糖尿病薬
5・ステロイド内服薬
6・骨粗鬆症の治療薬
1・2 抗凝固薬・抗血小板薬は、服用中は血液が凝固しにくいため抜歯などの処置の際、止血が困難となる可能性があります。休薬可能かどうか、可能であるならばいつから休薬し、いつから再開するかについて必ず主治医との連携が必要になります。
3・ 降圧薬は、高血圧症の治療に使われます。 歯科治療においては日頃の血圧の値と降 圧薬の服用状況を確認し、必要であれば血圧を測りながら治療することがあります。180/110mmHg以上は治療中止になります。
4・ 糖尿病の方で、インスリンや経口血糖降下剤を服用されている場合、歯科治療中に低血糖症により意識がもうろうとすることがあります。その場合、ジュースや角砂糖で血糖値を上げるようにします。糖尿病のコントロール不良の場合、細菌感染に弱く、治りが遅れる傾向があるので、抜歯などの外科処置後は感染予防に努めます。
5・ 歯科治療は、お体にストレスがかかるものです。ステロイド剤を服用されている方は、場合によっては治療前にステロイド剤を増量して服用していただく必要があります。増量するかどうかは主治医と連携をとります。
6・ 骨粗鬆症治療薬の中で、ビスフォスフォネート製剤という種類の薬を服用している患者様が抜歯など外科的処置を行うと、顎の骨が壊死を発症するリスクがあります。外科的処置が必要な場合、主治医との相談の上、3ヶ月程度の休薬が推奨されています。しかしながらリスクが伴うことが多いので、専門的機関での治療をおすすめします。
今回説明させていただいた内容はごく一部に過ぎないので、医療機関にかかる際には必ずお薬手帳を持参してください♪